「断熱等級6」だけでは分からない、本当の住宅性能
2026.09.04

もちろん、断熱等級は住宅性能を判断するうえで大切な指標です。
でも、私たちがもっと大切だと考えているのは、その設計上の性能が実際の家でしっかり実現され、住み始めてからも長く続いていくことです。
住宅性能を数字だけで判断できない理由について考えてみます。
断熱等級は、家選びの大切な指標
断熱等級は、住宅の断熱性能を示す基準のひとつです。
数字が大きいほど求められる断熱性能も高くなり、これから家を建てる方にとって、住宅会社を比較する際の分かりやすい指標にもなっています。
建築のフジサワでも、設計段階で住宅性能をきちんと計画することを大切にしています。
ただし、ここで考えておきたいことがあります。
設計上で高い性能を確保できていることと、実際に完成した家がその性能を十分に発揮できることは、必ずしも同じではありません。
計算上の性能を、実際の家で実現できるか
住宅の断熱性能は、使用する断熱材や窓などの仕様をもとに設計段階で計算します。
しかし、家は計算だけで完成するものではありません。
実際の現場では、大工をはじめ、さまざまな職人が図面や仕様に沿って一つひとつ施工していきます。
どれだけ性能の高い材料を選び、設計上で優れた数値になっていても、それを正しく施工できなければ、本来想定した性能を十分に発揮できない可能性があります。
だから私たちは、設計上の数字と同じくらい「現場」を大切にしています。
性能は「建てた瞬間」だけを考えればいいのか
もうひとつ考えたいのが、時間の経過です。
家は完成したその日だけ使うものではありません。10年、20年、30年と、長い年月をそこで暮らしていきます。
新築時に高い断熱性能を備えていたとしても、建物や材料の状態が年月とともに変化すれば、実際の住み心地に影響する可能性があります。
だからこそ、家を建てるときには「今、どのくらいの性能なのか」だけではなく、その性能を長く保つために、どのような材料を使い、どのように施工するのかまで考える必要があります。
図面と現場、そして暮らしを一致させる
建築のフジサワでは、設計と施工を別々のものとは考えていません。
設計段階で計画した性能を、現場できちんと形にする。そして完成した家で、お客様が実際に快適に暮らせる。
この一連の流れがつながって、初めて住宅性能に意味があると考えています。
そのため、社員大工による施工や、大工経験のある現場監督による現場管理など、設計したものを現場で確実に形にするための体制を整えています。
高い性能値を計算することも大切。
性能の高い材料を選ぶことも大切。
そして、それを正しく施工することも大切。
どれかひとつだけではなく、すべてがつながって家の性能になります。
数字の先にある暮らしを見る
「断熱等級6だから」それだけで住宅会社や家の良し悪しを判断するのではなく、その性能がどのようにつくられているのかまで見てみることが大切です。
どんな断熱材を使っているのか。
どのように施工しているのか。
現場をどのように管理しているのか。
そして、その性能を長く保つためにどのようなことを考えているのか。
断熱等級やUA値などの数字は、住宅性能を知るための大切な入口です。
私たちが目指しているのは、その数字そのものではありません。設計した性能を現場で実現し、その先の暮らしにつなげていく。
そこまで考えることが、本当の意味での高性能な家づくりだと考えています。
関連動画
動画では、断熱等級などの設計上の性能だけでなく、施工や現場管理、断熱材の劣化や壁内結露など、性能を長く保つために大切なことについてもご紹介しています。
ぜひご覧ください。



